社会福祉法人木犀会は茨城県内の高齢福祉施設、障がい福祉施設の運営を行っています。
社会福祉法人木犀会「茨城県 福祉」

「茨城県 福祉 木犀会」花と果実

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ひまわりキッズ館〜心あたたまるエピソード〜

2015.06.09

6月。梅雨は万物すべてに潤いを与え、時季がきたら必ず果実を実らせてくれる。そんな素敵な潤う季節ですね。
 さて、今日は、ある利用者様のエピソードをお送り致します・・・。
特別支援学校小学部4年生の児童です。入学したての頃は歩行もあまり安定せず、時として支援員の支えが必要な状態でした。ひまわりキッズ館は2階にある為、毎日階段を上り下りしなければなりません。私達は個別支援計画のもとご本人の成長と共に年単位での目標を持ってプログラムの実施を始めました。1段1段・・・毎日支援員と一緒に上り下りをする練習をしていました。補助につく体の場所や職員の立ち位置、励ましの言葉かけ、安全安心に上り下りが出来る方法など、その都度、話し合いを行ってきました。支援を続けて4年たったある日の事です・・・。   支援員の手を離し一人で階段を上がり始めたのです!!スタスタとしっかりとした足取りで上がる事が出来たのです!!4年間毎日通って上っていた階段。1日1日の努力とご家族の支えが身をむすび、形となって表れた成果です。私達支援員も喜びでいっぱいです!!もちろんご本人様も笑顔いっぱいでした!!素敵な『果実』が実りました。これからも笑顔の『果実』が実りますように私達も共に成長していきたいです。

「詩吟の花」 ・・・花水木 岩瀬館より・・・

2015.05.27

 趣味を持ち続けることは、人生に彩りを添え、生きることをより豊かにする、と言われます。今年88歳になられるE様は、若い頃から「詩吟」を嗜まれ、ご高齢になられてからも、社会福祉協議会の趣味講座「詩吟教室」に参加され、「腕」ならぬ「のど」を磨いてこられました。
 3年前に岩瀬館に入所された後も、2週間に1回「詩吟教室」に通われ、年に数回は舞台に立つこともあります。壇上に上がるのさえひと苦労のE様が、ひとたび吟じ始めると、周りの方々はその「のど」に大変驚かれ、「元気をもらいました」「感動しました」などお褒めの言葉を頂くこともあります。
 E様を教室や会場にお連れする支援の中で、E様にとっての「詩吟」は、まさしく『人生に彩りを添える花』なのだ、と実感すると同時に、壇上のその姿は、私たちスタッフにとっても『かけがえのない一つの花』なのだ、と感じることがあります。
 どんな『花』も、ひとりでは咲きません。土や光や水があってこそ、美しい花を咲かせます。岩瀬館のかけがえのないこの『花』が、いつまでも咲き続けられるよう、地域の皆様と共に私たちも微力ながら支援を続けていきたいと思います。
 Forever ! Flower of  Shigin !

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